ボルボカーズは、米国ラスベガスで開幕する「CES(コンシューマー・エレクトロニクス・ショー)15」で、クルマと自転車の衝突防止システムを初公開する。
このシステムでは、自転車に乗車する人が特殊なヘルメットを装着することにより、スマートフォンを介してクルマと双方向で通信をおこない、双方のドライバーに衝突回避のための警告を発することが可能となる。
例えば、物陰から飛び出してくる自転車の存在をクルマのドライバーに警告することが可能となり、自転車側にも、クルマとの衝突の危険を知らせることができる。
【記事のソース】
http://response.jp/article/2015/01/05/240888.html
ヘルメットなどかぶってくれない
このシステム、確かに良いシステムだとは思うのだが、そもそも危険なことをするチャリンコ野郎は、ヘルメットなどかぶってくれないだろう。
ヘルメット着用を義務付けて取り締まれば事故は減るかもしれないが、そもそもヘルメットなどかぶらずともサッと乗って移動できる手軽さも、自転車の良いところだと思うだけに、チョイ乗りの自転車にまでヘルメット着用を義務付けるのも難しいだろう。
そう考えると、ヘルメットという形態でシステムが成り立っているうちは、実態として役立つシステムとはならない気がする。
見えていても危ない自転車
物陰から飛び出してくるチャリも危ないが、それ以前に、自転車は「見えていても危ない」ところも問題だ。
後ろもろくに確認せず突然の斜め横断。
歩道走行から結構な速度で急な方向転換をし、横断歩道への突然の進入。
前すら見ていないスマホ走行、躊躇のカケラもない信号無視。
などなど、数え上げたらキリがないほどの危険行為のオンパレード。
見えないから危ないのではない。
見えていようがいまいが、自転車が走っている、その時点ですでに危ないのだ。
「無いよりマシ」という程度のシステム
何が言いたいかと言うと、このようなシステムを積極的に取り入れて、ヘルメットをかぶるサイクリストは、「危険運転をするクルマ」を警戒している人であって、自らが危険運転をするサイクリストではないであろう、ということ。
そして、本当に危ない自転車は、このシステムのある無し関係なしに、危険であるということだ。
夜、暗い道をライトも点けずに、しかもスマホを見ながら自転車に乗っている高校生を何度か見かけたことがあるが、もはや自殺行為としか思えない。
彼らにはどんなシステムもムダだ。
基本的なモラルの教育から徹底的にやり直すしかない、そんな気がする。
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