殺人エアバッグでおなじみのタカタ。
リコール費用は、国内分だけでも数千億円規模となる可能性もある。
しかも、事態は収まるどころか、目下拡大中である。
先日もアメリカで、飛び出した金属片が首に刺さったドライバーが死亡し、これによりタカタ製の殺人エアバッグによる死者数は10人となるなど、その欠陥による死者の増加と追加リコールの発生に歯止めがかからない状況だ。
そんなタカタが、自動車メーカー各社に対し「財政支援を要請している」と報じられた件について、
「そういう要請を行なうことを決定した事実はない。また、現時点で公表できる事実もない。」
と、否定したという。
しかし一方で、エアバッグ事業でライバル関係にある「ダイセルと提携を検討している」と報じられた件については、
「ダイセルとの間で、エアバッグのガス発生装置の安定供給に関し検討している事実はある。」
とコメントを公表し、認めている。
【記事のソース】
http://response.jp/article/2016/01/25/268427.html
http://response.jp/article/2016/01/26/268541.html
誰がこんなドロ舟と提携するのか?
タカタは、「ダイセル」との提携を検討しているという部分については認めているとのことだが、ダイセルはその提携の話に乗っかるのだろうか?
普通に考えると、ほっとけばそのうち勝手に沈没するであろうショボい競合他社と、わざわざ手を組むだろうか?
ダイセルにしてみれば、タカタに潰れてもらったほうが商機も増えるし、「どうぞさっさと潰れて下さい」ってなところではないのだろうか?
もし筆者がダイセルの幹部なら、タカタと手を組む話など即答でお断りである。
こんなドロ舟のような会社とわざわざ手を組むメリットは無いと思うのだが。。。
財政支援の要請、どうせするんでしょ?
タカタは、自動車メーカー各社に財政支援を要請しているという報道については否定したようだが、現時点ではどうかはともかくとして、遅かれ早かれ要請するんでしょ?という気がするのだが、違うのだろうか?
「そういう要請を行なうことを決定した事実はない。また、現時点で公表できる事実もない。」
というコメントが何ともビミョーだ。
読み方を換えれば、単に「現時点では要請するとは決めていないので、現時点ではそういった事実はない」と言っているだけであって、検討中であることは確かなのではないだろうか?
もし検討すらしていないというのなら、「そんな事実は無いし、検討すらしていない」とコメントすれば、より明確な回答となるはずだ。
結局、「言い方」で逃げているだけのようにしか思えない。
こんな曖昧なコメントをしておいて、舌の根も乾かないうちに財政支援を要請するつもりだろうか?
そんなことになれば、不誠実なイメージがまたしても強くなるだけだ。
もはや救いようのない、いや、救う価値も無い企業だと思う。
1日も早く潰れてもらいたい。
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http://gensenjidoushanews.blog.fc2.com/blog-entry-398.htmlタカタ、財政支援要請の報道を否定