自動運転車が事故る瞬間の動画
2016-03-16|事件・事故
先日このブログでも
「自動運転車が過失でバスと接触事故」
の記事でお伝えした、グーグル自動運転車の過失事故。
その事故の瞬間を、事故の相手であるバスに設置された監視カメラがとらえていた。
その動画がネット上で公開されている。
こちらがその動画だ。
画像をクリックするとYouTubeにジャンプします。
動画を見ると、グーグルの自動運転車が、直進するバスが後方から接近しているにもかかわらず、元の直進車線に戻ろうとして接触する様子がわかる。
【記事のソース】
http://response.jp/article/2016/03/13/271459.html
自動運転車も論外だが、搭乗ドライバーも論外
動画を見るとわかる通り、想像以上に超低レベルな事故の内容だ。
まともなドライバーであれば、普通あのペースでバスが接近してきたら、「止まる気は無さそうだな」と即判断できる状況だろう。
しかしあの状況で、自動運転車も、自動運転車の搭乗ドライバーも、揃いも揃って
「バスが道を譲ってくれるか減速するだろうと思い込んでしまった」
というのだから、まったくどちらもドライバーとして論外なレベルである。
そんなレベルでは、もし大阪の街を走らせたら、車線変更のたびに十中八九事故るだろう。
(さすがにそれは言い過ぎか(^o^) )。
反応が鈍すぎる自動運転車
動画を見る限り、直進しているバスの速度は、接触を回避できないほどの速度ではない。
「バスが減速するだろう」と思って車線変更を開始したとしても、「あっ、譲ってくれないな」と気付いてからすぐに車線変更を断念してハンドルを戻せば、余裕で回避できたはずだ。
まぁそれ以前に、「譲ってくれるだろう」などと判断を間違えた時点で論外(どう見てもそんな雰囲気ではないから)ではあるが、たとえそこで判断を間違ったとしても、運転操作が素早ければ事故を回避できたはずのところを、がっつりぶつかりにいってしまってるあたりが論外すぎる。
この程度の速度での並走接触事故の割には、自動運転車の壊れ方が激しいのも、接触回避を試みる運転操作が全く行われていなかったからではないだろうか?
判断を間違ったら間違った状態のまま突き進んで相手にぶつかっていく。
今回は命に危険が及ぶほどのシチュエーションではなかったからまだ良いが、この程度のレベルでは場合によっては大事故になりかねないだろう。
自動運転車は、もっと状況の変化に対して俊敏に対応できるようになる必要がある。
搭乗ドライバーはもっと気を引き締めよ!
搭乗ドライバーは恐らく、もう随分と長く自動運転車に搭乗しているために、注意力が緩慢になっていたのではないだろうか?いや、そうに違いない。
あの動画の状況で、回避のハンドル操作をしないなど、普通の人間ならあり得ないはずだから。
今回の事故動画を見てわかるように、自動運転車の人工知能はまだまだ相当に低レベルだ。
搭乗ドライバーは、極めて未熟なドライバーが運転しているクルマに同乗しているのだということをあらためて認識し、自分が運転している時と同様に気を引き締めて搭乗してもらいたい。
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